平成25年9月11日(水)?18日(水)、本学で国際協力を行う学生グループ「愛大グローバル?コミュニティ」と和歌山大学の学生が、インドネシアで合同のコミュニティ?サービス活動を実施しました。
一行は、9月14日(土)に、ジャカルタ近郊の西ジャワ州ブカシ市内のゴミ処理場近くにある非正規学校アル?ファラー小学校を訪れました。まず、愛媛?和歌山や日本文化の紹介、室内のゲームを行った後、日本料理を作って児童らに昼食として振る舞いました。そして、二人三脚と障害物競走からなる運動会を開催し、子どもや地域の人たちと共に汗を流して楽しいひとときを過ごしました。
翌日からは、ゴミ処理場周辺のコミュニティにおいてフィールドワークを実施し、そこで暮らす人々の生業?生活の状況や将来の夢などを聞き取り、また子どもたちが受けている教育の実態について把握することに努めました。学生たちにとっては、ゴミ山同様の処理場という厳しい環境下で暮らしながらも、明るく元気な子どもたちの様子が印象的であり、彼らのために自分たちができる教育支援について考えるきっかけとなりました。
そして、ジャカルタにあるダルマ?プルサダ大学を訪問し、日本語学科の学生らと交流の場をもちました。同大学からは、今後もこの活動に協力していきたいとの意思を受けました。
今回の活動では、子どもたちとすぐに打ちとけ、遊びや料理を楽しんでもらうことができましたが、内容を詰めすぎてしまったことや宗教?身体面への配慮などの課題も浮き上がりました。
両大学の学生は、2014年3月に再度この地域を訪れる予定です。今回の経験をふまえ、より充実した支援活動が継続的に実施できるよう検討を重ねていくつもりです。
なお、今回の活動期間中、アル?ファラー小学校の関係者や、周辺住民の方々だけでなく、本学の元留学生(大学院理工学研究科1996年卒)で同校で支援活動をするシギト?ウィドド氏、和歌山大学国際教育研究センターの藤山一郎准教授らのご協力もいただきました。
<国際連携支援部>