平成25年10月4日(金)?10月6日(日)、教育?学生支援機構教育企画室は、教職員能力開発拠点事業(※1)の一環として、公益財団法人大学コンソーシアム京都、日本高等教育開発協会(JAED)(※2)と連携し、「FDer/SDC養成講座」を京都市にあるキャンパスプラザ京都で開催しました。
全国の大学から「FDer養成講座」(開催日:10月4日(金)?6日(日))に38人、「SDC養成講座」(開催日:10月4日(金)?5日(土))に44人、合わせて82人の大学教職員の参加がありました。
FDの実践的指導者育成を目的に開催した「FDer養成講座」では、参加者は、国立教育政策研究所の川島啓二氏による「高等教育開発の意義と可能性」と題した講演を受講しました。その後、「FD活動の振り返り」、「教学マネジメント組織のデザイン(マクロ?レベルのFD)」など5つのワークショップにおいて、自大学のFD活動に関する取組の振り返りや意見交換等を行い、FDを企画?実施する立場にあるFDerに求められる知識?技能?態度を学びました。
SDの実践的指導者育成を目的に開催した「SDC養成講座」では、参加者は、本学の事例に基づいた「人材育成ビジョンの必要性」や「スタッフ?ポートフォリオについて」と題した2つの講義を受講しました。また、「スタッフ?ポートフォリオに基づいた自己紹介プレゼンテーション」や「メンタリング実践」などの5つのワークショップを通し、自大学におけるSD活動を振り返りながら、自大学の強みと課題を整理し、SDの実践的指導者としての素養を高めました。「SDC」とは、職員の能力開発に関する知識?技術を習得し、特定の認定基準を満たしたSDの実践指導者のことで、本拠点独自の資格としてその名称の普及とともに、全国的な人材の育成に努めています。
講座終了後のアンケートには「FD事業への今後の展開に道筋をつけることができた」、「自大学の課題が客観的に認識できた」、「スタッフ?ポートフォリオを導入したい」、「SDCライセンスを取得したいと思った」などといった声が寄せられ、各講座ともに大変好評でした。
本拠点は、今後も引き続き関係高等教育機関との連携を進めながら、FD/SDの実践的指導者の育成に努め、全国の高等教育機関の質向上に寄与していきます。
※1 教育企画室は、平成22年に文部科学省より「教育関係共同利用拠点(拠点名:教職員能力開発拠点)」として認定を受けました。
※2 日本高等教育開発協会(JAED)は、「FDer養成研修」のみ共催。
<教育学生支援部>