お知らせ

文部科学省事業enPiTの合宿型PBL「PBL@EHIME」を開催しました【8月7日(木)?8月11日(月)】

 平成26年8月7日(木)?8月11日(月)、理工学研究科電子情報工学専攻ICTスペシャリスト育成コースと情報工学コースが、文部科学省事業「分野?地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク(enPiT)」の複数大学参加の合宿型PBL「PBL@EHIME」を開催しました。

 enPiTは、2012年度から5年間の期間を予定し、情報技術を高度に活用して、社会の具体的な課題を解決することのできる人材の育成を目指し、複数の大学と産業界による全国的なネットワークの形成、実際の課題に基づく課題解決型学習などの実践的な教育を実施?普及する事を目的とした事業です。
 ICTスペシャリスト育成コースと情報工学コースでは、この事業の当初から、ビジネスアプリケーション分野の教育推進を行うグループや、これまで筑波大学で開催されていた合宿型PBLやワークショップ等に参加してきました。今回の「PBL@EHIME」は、ビジネスアプリケーション分野の合宿型PBLとして、拠点大学以外では初めての開催となり、主に中四国地区の大学の参加連携を目的として、山口大学と徳島大学からの学生7人を含め、計12人の学生が参加しました。 参加した学生たちは、4つのグループに分かれ、Androidアプリの開発を行いました。Androidアプリは、GPSで自身の位置を計測し、それに基づく画面上での地図表示のみならず、位置計測データをサーバに送信し、サーバ側で端末の位置を表示、追跡できるもので、ナビゲーションや防災誘導、見守りサービス、盗難品追跡など幅広い目的に応用可能なものです。
 開発を行ったアプリを用い、競技性のある野外活動を取り入れるなどの工夫をし、単なる講習に留まらず、グループワークとして充実した実践的教育の展開が行えました。
 参加した学生へのアンケートからも、技術的な知識を得ただけではなく、コンピテンシーの向上、また、自身の知識、能力の振り返りや、求められる知識やコンピテンシーの必要性の理解や目標の自覚に繋がったなどの声がありました。enPiTが目指す人材育成の目的だけでなく、本学ならびにICTスペシャリスト育成コースと情報工学コースの両コースが目指す教育にも繋がる成果を得られました。
 両コースでは、enPiT参加の他大学とも連携し、今後も、継続的にこのような教育を実施することを計画しています。

<工学部>