平成26年8月12日(火)、本学附属高等学校で、工学部情報工学科主催のプログラミング?コンテストを開催し、岩手県、愛媛県、奈良県、広島県、和歌山県の5県の7校から、約40人の高校生が参加しました。
本コンテストは、特別協賛のサイボウズ株式会社と後援の社団法人情報処理学会四国支部の協力のもと、産学連携で開催を続け、今年で2回目となります(前身の本学?松山市主催の「EPOCH@まつやま」から数えると8回目になります)。全国の高校生(中等教育学校4?6年生、高等専門学校1?3年生を含む)、部活などでプログラミングを始めて間もない初心者から中級者を対象に、コンピュータプログラミングや情報工学に関する分野について広く興味を持ってもらい、プログラミング人口の裾野を広げることを目的としています。
コンテストは、顧問の監督のもと、90分間の制限時間内でインターネット上で競います。プログラム作品を審査員が評価するといった形ではなく、参加者は与えられた問題文を読み、それを解くための手順を1人で素早く考えます。その手順を実行するプログラムをリアルタイムで作成し、プログラムの作成能力の正確性とスピードを競います。問題文は、離散数学、画像処理、言語処理など、情報工学に関する分野から6問出題され、例えば、ある日付が与えられそれが何曜日かを求めたり、ある有理数が与えられそれが循環小数であるかどうかを判定するなどの内容です。問題に対する複数の入力が与えられるので、プログラムでその答えを求め、答えが全て正しければ、問題が解けたということになります。
プログラミング言語は、C、C++、Javaのいずれかを使います。1人が1台のコンピュータを使用して、与えられた問題の答えをプログラムによって求め、所定のWebサイトへ答えとプログラムを提出して順位がつけられます。順位のつけ方は、正解数の多いものを上位とし、正解数が同数の場合は正解までに要した時間の短い方を上位とします。ただし、誤答があった場合はペナルティとして時間が加算されます。
今年の優勝者は、6問全問を時間内に解いた和歌山県立紀北工業高等学校3年生の岩城春香さんでした。2問以上解いた生徒は、岩城さん以外にも9人おり、参加した高校生のレベルの高さが伺えました。その9人の高校生には、情報工学科から優秀賞として表彰し、参加生全員を敢闘賞として表彰しました。
本学は附属高等学校から4人(3年生菊池優奈さん、3年生豊郷拓さん、3年生横田海生さん、2年生黒川真伍さん)が参加し、健闘しました。
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