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教育学部実施《科学イノベーション挑戦講座》の受講生たちが東レ株式会社複合材料研究所を訪問しました【8月8日(金)】

 平成26年8月8日(金)、教育学部で実施している《科学イノベーション挑戦講座》の受講生たちが、東レ株式会社複合材料研究所を訪問しました。

 科学イノベーション挑戦講座は、科学技術振興機構次世代科学者育成プログラムメニューB採択事業として、昨年度から実施されています。本年度は、昨年度から参加している7人の初年度受講生に加えて、新たに13人の受講生を迎え、総勢20人の受講生(男子11人、女子9人;1年生6人[男子4人、女子2人]、2年生9人[男子4人、女子5人]、3年生5人[男子3人、女子2人])が先進的な科学研究に取り組んでいます。また、松山市教育委員会?松山市中学校理科主任会おもしろ理科教室実行委員会の主催する「おもしろ理科教室」とも連携して実施しています。
 今回の企業訪問は、私たちの生活を支える企業の科学研究について知り、企業の研究者から科学研究について学ぶため、愛媛県に工場をもつ繊維メーカーである東レ株式会社にご協力いただきました。
 当日は、受講生の中学生17人と大学生14人が参加し、最先端材料の研究を行っている複合材料研究所を見学しました。
 複合材料研究所で研究されている炭素繊維複合材料は、ボーイング787に使用されています。金属と同じ強度を保ちながら重量を軽減して燃費を上げる最先端材料として、各社が鎬を削る分野でもあります。飛行機の他にも、テニスラケット、ゴルフクラブ、自転車、ヘルメットなど多くの製品に利用されており、最近ではバレーボールのネットを固定する支柱にも用いられています。
 炭素繊維複合材料を見ながら、複合材料とは何か、炭素とは何かについて話し合い、本学の誇るヒメダイヤとの関連性について話し合う中学生の姿も見られました。

 

 また、参加者たちは、炭素繊維複合材料の研究を実際に評価試験を行う現場を見学し、製造された製品をどのようにして評価するのかについて、研究者の方に解説していただきました。製品として流通するためには様々な評価試験が必要であり、そのためにはいろいろな分析機器を用いて性質を調べる必要があることに、中学生は強い興味を持ったようです。 
 見学後、研究者の方々との懇談会を開催しました。中学生は、企業での研究や研究者の生活、なぜこの仕事を選んだのかなどについて質問し、自らの将来像について思いを馳せました。
 企業の研究を見て、研究者の方とお話しすることで、中学生は研究者の考え方について学び、また科学研究と私たちの生活との関連性について多くの示唆を得たことと思います。ご協力いただいた東レ株式会社には、深く感謝いたします。

科学イノベーション挑戦講座のサイトができました。

東レ株式会社HPのCSR活動として紹介されました。

<教育学部>