平成26年7月11日(金)、本部棟第1会議室で第11回救命救急講習会を開催しました。
この救命救急講習会は、突然の事故等に遭遇しても慌てることなく素早く対処できる教職員及び学生の育成を目指し、平成18年度から開催しており、今回で11回目となりました。
講習会は、松山東消防署消防士の重松卓氏を講師に迎え、教職員13人、学生3人、合計16人の参加のもと行われました。
始めに、高木実安全環境課長から「学内にもAEDは設置していますが、いざという時に慌てずに対応できるよう、今日は応急手当の基本的なことをぜひ覚えて帰ってください。」と挨拶があった後、重松消防士から、「松山市の救急車要請は1日平均66件あり、それらを14台の救急車で対応しており、救急車が到着するまでの平均時間は約8分です。この8分の間に自分たち回りの者が救命救急の対応をすることにより、命を救える可能性が高くなります。本日の目標は、1.強い胸骨圧迫ができること。2.安全確実にAEDが使えること。この2点について、しっかりやっていきましょう。」と、応急手当の重要性と講習の目的について説明がありました。
そして、参加者は2人組になり、心肺蘇生法(反応の確認、呼吸の確認、心臓マッサージ、人工呼吸)の流れについて確認しながら練習しました。続いて、AEDの使用法を学んだ後、 実際に倒れている人を助けるという想定でシミュレーションを行いました。まず、倒れている人の意識を確認した後、呼びかけへの反応の有無を確認しました。次に、協力者を求め、119番通報とAEDの依頼、その後心肺蘇生法(胸骨圧迫)を周囲の者と交替しながら実施し、 AEDの到着後音声ガイドに従い電気ショックを実施するところまでを行いました。その後、止血の方法及び異物除去の方法まで、約2時間にわたる講習を受けました。
最後に、楠元克徳総合健康センター長から、講師に向けてお礼の挨拶があり、全員が感謝の気持ちを込めて拍手を送り閉会しました。 安全環境課では、今後も継続的にこのような救命救急に関する講習会を開催し、教職員及び学生の受講率を向上させ、一人ひとりの応急処置に対する意識強化を図っていきます。
<施設基盤部>