平成26年7月20日(日)、医学部附属病院地域医療支援センターが、第8回地域病院見学バスを実施しました。
地域医療支援センターでは、医学生を引率して地域の病院を訪問し、見学や意見交換を行うことで、将来、地域医療を担う医師を目指す医学生に、早い段階から地域医療の実情に触れ、実感する機会を設けています。
今回の訪問先は西予市立野村病院で、医学科1?3年生11人が参加しました。白衣を着用した医学生たちは、午前中は内科と外科に分かれ、各担当看護師の補助の下、入院患者のケア等を実習し、患者さんとの交流の機会を得ました。 午後は、川本龍一地域医療学講座教授から地域医療実習等についての講義があった後、医学生は3班に分かれ、医師の訪問診療に同行しました。そして、病院内で放射線技師、理学療法士、看護師、医療ソーシャルワーカー、事務長及び医師2人から、「地域医療の魅力と各職種の役割」と題する講義を受けました。 続いて、医学生たちは、地域医療に関するワークショップを約1時間行い、グループ毎に討議結果を発表しました。発表の中で、「医師が人の役に立っているんだと感じた。モチベーションアップに繋がる。」「訪問診療では、医師と患者さんの距離が近く感じた。」「地域医療が好きだと実感した。」「患者さんとの関わりでは、笑顔での対応や話しながら頷く等、小さな配慮が必要だと思った。」等の意欲的な意見が多く聞かれ、今回の見学は非常に好評でした。
終了後、野村町内で夕食会を開き、医学生は訪問先の医師?職員と和やかな雰囲気で交流することができました。
本センターでは、今後も県内各地の病院見学を実施し、地域の医療機関と連携しながら次世代の地域医療を担う医学生の育成を進めていきます。
<医学部>