平成26年6月16日(月)、教育学部附属特別支援学校の小?中?高等部の児童生徒を対象に、関係機関と緊密な連携を取りながら、平成26年度キャリア教育?就労支援等の充実事業をスタートさせました。
本事業は、障害のある児童生徒が自立し社会参加を図るとともに、特別支援学校卒業生の就職率(全国平均約25%)の一層の向上を目指すことを目的として、文部科学省からの委託を受け、附属特別支援学校で実施します。労働、福祉の関係機関等と本校が緊密に連携をとりながら、企業等のニーズや実情を踏まえた授業の改善?充実を行うことや、早期からのキャリア教育等の推進(小?中?高等部の系統的なキャリア教育)をすることで、特に高等部段階におけるキャリア教育、就労支援等の充実を目指します。
事業の大きな特徴は、就職支援コーディネーターを校内に配置することと、文部科学省と厚生労働省との連携?協力のもとに進める事業であることです。附属特別支援学校では、教職経験を問わない形で就職支援コーディネーターの公募を行い、5月21日付けで1人採用しました。就職支援コーディネーターは、障害のある生徒の就職先、就業体験先の開拓と巡回指導、卒業後のアフターフォロー、教職員のスキルアップのための校内研修の実施などの役割を担い、学校や地域の実情に応じて教員と共に取り組んでいきます。
事業の中心となる取組みは、1.校内における就労移行支援組織の整備、2.キャリア発達を支援する授業改善、3.就職支援コーディネーターの配置と就労移行支援の実施、4.新しい作業内容?作業種目の研究開発と教育課程の見直し、5.教職員のスキルアップと専門性の向上となっています。
また、校内における就労移行組織の整備を目的として、「第1回足球即时比分_365体育直播¥球探网教育学部附属特別支援学校就職支援ネットワーク会議」を6月16日(月)に開催しました。労働?福祉等の関係機関(ハローワーク、障害者就業?生活支援センター、発達障害者支援センター)等の関係者21人が参加しました。会議では、本事業の進捗状況、産業現場等における実習、卒業生へのアフターフォローについて学校側から報告をした後、職場が求める人材や教職員及び保護者への研修の在り方、障害者を取り巻く最近の雇用情勢などについて協議しました。
今後、3月の最終報告に向けて、就職支援コーディネーターがどのような役割を果たすことが特別支援学校の進路指導に効果的であるかを具体的に明らかにするとともに、就職支援ネットワーク会議を中心としながら関係機関とよりよい連携?協力を行い、キャリア教育や就労支援等の更なる充実を目指して取り組みたいと考えています。
<附属学校園>