平成26年5月10日(土)、総合情報メディアセンター1階メディアホールで、教育学部特別支援教育講座聴覚言語障害コースとNPO団体「Dog for Life Japan」が共同で、講演会「補助犬と暮らす喜び ?盲導犬?介助犬?聴導犬と生きる人達の声?」を開催しました。
今回の講演会は、補助犬講演会として四国で初めての開催となりました。盲導犬?介助犬?聴導犬3種の補助犬と共に生活する方々から、実際の生活で困ったことや、補助犬と生活をすることで変化したことについて、話を聞くことができました。
河原アイペットワールド専門学校講師の砂田眞希氏による講演の他に、NPO法人えひめ盲ろう者友の会理事長で、全国盲ろう者団体連絡協議会会長でもある高橋信行氏と高橋氏の盲導犬フォリィも参加し、障がい者の人生を豊かにする補助犬の実情、訓練の方法、日常生活での活躍の場などの話がありました。
また、愛媛県内には、盲導犬15匹、介助犬1匹が活動していますが、聴導犬は0匹であるとの報告がありました。補助犬の利用は法律で認められているとはいえ、入店を断られる経験があったことや、外にいる際、補助犬は「働いている」ため、「触ったり餌を与えたりせずに愛情をもって無視してほしい」ことなど、利用者の方々の声を聞くことができました。
聴覚言語障害を学ぶ学生たちにとって、聴導犬と初めて接することができた貴重な機会となりました。<教育学部>