お知らせ

教育学部実施《科学イノベーション挑戦講座》の受講生が「サイエンスクラブ」に参加しました【11月11日(火)】
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ピンポン玉を落としてはねかえる高さを測定

 平成26年11月11日(火)、教育学部で実施している《科学イノベーション挑戦講座》の受講生が、愛媛県立松山南高等学校のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業「サイエンスクラブ」に参加しました。科学イノベーション挑戦講座は、科学技術振興機構次世代科学者育成プログラムメニューB採択事業として、昨年度から実施しています。
 今回は、愛媛県立松山南高等学校のSSH事業「サイエンスクラブ」に挑戦し、本藤雅彦教諭と「物体のはねかえりの様子を調べよう」というテーマで、さまざまなボールを落として、はねかえる高さを調べました。実験では、スーパーボール、ゴルフボール、テニスボール、ピンポン玉、ビー玉の中で、最も弾むものと弾まないものを全員で予想し確かめることになりました。

 中学生は2人1組で高校生1人とグループをつくり、高さを変えながら机に落としたときに、どのくらいはねかえるのかを調べました。そして、机にコルクマットやスポンジ、制震材、石板を敷いて同様に測定し、はねかえりがどのように変わるのかについて調べ、得られた値からグラフを作図し、その平方根を算出しました。

 実験後は、本藤教諭から、今回導出した平方根が跳ね返り係数(反発係数)であること、反発係数が大きいほどよく弾むことを解説していただきました。しかし、ある特定の条件下では、必ずしも常に予想が正しいとは限らないことが演示実験で明らかになり、全員が驚きの声を上げ、研究における考察の重要性について考える機会を持ちました。

科学イノベーション挑戦講座のサイトも是非ご覧ください。