平成26年3月5日(水)、大学本部第1会議室で、管理監督者のための労働時間管理セミナーを開催しました。
始めに、労務担当の曲田清維副学長から挨拶がありました。その後、吉田一惠人事課長から「労働時間管理の現状と課題について」と題して、長時間労働に対する本学の現状と改善策の説明があり、大学と職員がともに輝く職場とするためにも、管理監督者の責務である適正な労働時間管理の徹底をしてほしい旨の協力依頼がありました。
続いて、本学と人事労務コンサルティング契約を結んでいる株式会社フォーブレーン?社会保険労務士法人の代表取締役稲好智子氏から「管理監督者の役割について」と題して、管理監督者の役割と責任、労働時間管理の基本、健康障害リスク、長時間労働の削減について、他大学等の是正勧告事例、労働時間管理に関する裁判例などを交えながら、具体的なお話がありました。その中で、管理監督者は、労働者であると同時に使用者としての義務も負うこと、本人のために良いと思ってしたことが長時間労働に繋がり、裁判では管理監督者が責められる結果となり得ること、管理監督者は、部下の職員が長時間労働とならないように「帰りなさい。」と命令することが重要であることなどの留意点や、長時間労働削減に向けての着眼点をご紹介いただきました。
その後、研修の課題等への取組時間の考え方などについての質疑応答がありました。出席者からは、管理監督者の役割と責任がよく分かり、配付資料も参考になったとの感想が寄せられ、適正な労働時間管理の徹底や健康障害の防止に役立つ有意義なセミナーとなりました。<総務部>