平成26年12月10日(水)、教育学部附属小学校で、性教育講演会「いのち?生命誕生といのちの大切さ?」を開催しました。今回の講演会は、附属小学校PTAの平成26年度第2回学校保健委員会を兼ねて開催したものです。公益社団法人誕生学協会認定誕生学アドバイザーの大塚加奈子氏を講師にお迎えし、5年生と6年生の児童合わせて240人の他、保護者51人、教職員が参加しました。
講演では、大塚氏が、受精から誕生までの母胎内の胎児の様子や成長ぶり、出産のときに赤ちゃんが頑張って産道を回旋して生まれくる様子について、スライドや人形、胎盤の模型を使い、分かりやすく説明しました。また、いのちの誕生を家族みんなが待ち望んでいる感動的なシーンが、映像で紹介されました。そして、「いのちの力」、「今、ここに存在しているのがすごいこと」「いじめられたり、いじめたりするいのちではない」「大人はあなたたちのいのちと未来を守りたい」「心と身体と相手を大切にできる力が必要」など、たくさんの温かい愛に溢れるメッセージが伝えられました。
児童からは、「命がたん生する時は、みんなにすごく応えんしてもらっているんだと思いました。応えんしてくれた人に感謝しながら生活しないといけないと思いました。」「うれしい気持ちになりました。」「この命をこれからもっと大切にしていきたいです。そして、自分が親になった時に、自分の子供にきちんと教えてあげたいです。」などの感想がありました。児童は、命の大切さやまわりへの感謝の気持ちを感じていました。保護者からも、「自分の子どもの誕生の時を思い出して、涙が出ました。」「いのちのすばらしさを改めて考えさせられとてもよかったです。」という感想をいただきました。参加した児童や保護者らは、『誕生』やいのちの大切さを改めて考える機会を通して、温かで素敵な時間を過ごしました。