平成26年12月1日(月)、校友会館サロンで、2014安全衛生教育国際セミナーを開催しました。このセミナーは、平成26年12月1日(月)?5日(金)をInternational Laboratory SAFETY Campaign(安全衛生国際教育キャンペーン)と銘打ち企画した催しの一つで、安全衛生教育分科会が主催し、農学部国際交流委員会等の共催を得て実施しました。今回は、本学の留学生に対する安全衛生教育を推進する目的で、海外から安全衛生教育の専門家を講師に招き、教職員及び学生を含む42人の参加がありました。
始めに、曲田清維全学総括安全衛生管理者から開会の挨拶がありました。第一部では、シンガポール国立大学の安全衛生環境部門副部長のSaravanan Gunaratnam氏から、”Creating a Sustainable Safety Culture in the National University of Singapore”の講演、台湾環境測試験證協会理事の蔡嘉一氏から、“Some key Issues in Safety/Emergency Planning Education in universities in Taiwan”の講演がありました。参加者は、東南アジア地域の2つの国の安全衛生教育?安全衛生管理の現状について学びました。また、本学国際教育支援センターのRuth Vergin教授から「我が国の留学生に対する安全衛生教育の現状」に関する調査研究の結果について報告がありました。
続いて、第二部では、参加していた留学生15人が3班に分かれてグループミーティングを行いました。このミーティングでは、各講師のアドバイスを受けながら、本学の留学生に対する安全衛生教育の実情、課題、今後の展望等について意見を出し合い、最後にとりまとめた内容を班別に発表しました。これらの発表から、実験室等における注意事項の英語併記?英語による安全衛生教育の実施等が求められていることが分かる等、今後の本学の安全衛生教育を考える上で参考となる有意義なセミナーとなりました。
また、本セミナーに先立ち行われた講師と関係者による学長表敬訪問では、グローバル社会における留学生の動向や各国の高等教育に関する話題に触れる等、和やかな歓談がなされました。