平成27年1月7日(水)、医学部附属病院地域医療支援センターが、第10回地域病院見学バスを実施しました。地域医療支援センターでは、医学生を引率して地域病院を訪問し、見学や意見交換を行うことで、将来、地域医療を担う医師を目指す医学生に、早い段階から地域医療の実情に触れ、実感する機会を設けています。今回の見学バスは、新居浜地域の3病院を訪問するもので、医学科1?4回生8人が参加しました。
最初に、愛媛労災病院を訪問し、参加者は、宮内文久院長から病院概要、地域医療連携等の説明を受けました。その後、宮内院長の案内で、手術室、中央放射線部等の院内見学を行いました。次に訪問した住友別子病院では、鈴木誠祐院長から病院概要、臨床研修スケジュール等の説明を受けた後、加藤勤副院長の案内で、放射線部等の院内施設を見学しました。続いて、十全総合病院を訪問し、古林太加志院長から病院概要、臨床研修の特徴、家庭医養成プログラム等の説明を受けた後、診察室、手術室、透析室等を見学しました。また、新居浜市保健センターの河野恵子所長から、市の特長や魅力について説明がありました。
参加者は、臨床研修の具体的な内容や指導体制、地域の医療事情、院内施設の案内等に、興味深く見聞きしていました。
見学終了後、新居浜市内で懇談会を行い、訪問病院の院長をはじめ12人の方々の参加があり、充実した意見交換ができました。今回の見学で、参加者からは「病院の普段見られない場所を拝見でき、解説も丁寧だった。」「地域病院で実習や研修をするメリットがよく分かった。」「理念や病院の特色の話と、院内の見学が充実していた。」「交流会でいろいろな話を聞けた。」などの意見があり、非常に好評でした。
本センターでは、今後も県内各地の病院見学を実施し、地域の医療機関と連携しながら次世代の地域医療を担う医学生の育成を進めていきたいと思います。