平成27年1月28日(水)、加藤好文法文学部長一行が、インドのジャワハルラール?ネルー大学を訪問し、国際問題研究院及び言語?文学?文化研究院と部局間学術交流協定を締結しました。ジャワハルラール?ネルー大学(Jawaharlal Nehru University)は、インド初代首相ジャワハルラール?ネルーの思想を受け継ぐ形で、1969年にニューデリー南西部の広大な敷地に建設された伝統ある名門大学です。「国際問題」「言語?文学?文化」「環境科学」「生命科学」などの10の研究院と、「ナノサイエンス」「法とガバナンス」などの4つの特別研究センターが設置されています。言語?文学?文化研究院には、大学院課程と学部課程が併設されていますが、その他は大学院課程のみです。このため、学生数は約5500人とコンパクトで、うち約1割が外国人留学生です。ほとんどの学生が、敷地内に建てられた15の学寮で生活しています。
法文学部においては、1979年以来、総合政策学科の教員が中心となり研究?教育交流を重ね、2001年以後毎年、学生を引率した訪問を実施してきました。今回、このような交流の蓄積を具体的な形にしたいという両学部?研究院の希望によって、学術交流協定を結ぶことになりました。
当日は、加藤法文学部長と戸澤健次教授、土屋由香教授、井上俊彦事務課長の4人が、ジャワハルラール?ネルー大学のAnuradha M.Chenoy国際問題研究院長及びVaishna Narang言語?文学?文化研究院長を訪ね、交流協定書を取り交わしました。
その後、土屋教授が、国際問題研究院及び言語?文学?文化研究院の教員及び学生の前で、「The Cold War and the U.S. State-Sponsored Films: A Focus on India and Japan(冷戦と米国の政府制作映画―インドと日本に焦点を当てて)」と題した記念講演を行い、参加学生たちと活発な議論や意見交換をしました。
今後は、お互いの教育と研究の方面で一層の学術交流促進が期待されるとともに、将来的には大学間の協定締結を視野に一致協力していきます。