お知らせ

医学部看護学科が平成26年度第10回実習連絡協議会を開催しました【3月18日(水)】

 平成27年3月18日(水)、医学科基礎第3講義室で、医学部看護学科が「臨地実習指導に活かすコーチング」のテーマで第10回実習連絡協議会を開催し、本院をはじめとする県下25施設から60人の実習指導者の参加がありました。実習連絡協議会では、看護学科の学生実習に係るすべての実習施設の指導者と教員が共に学びあう場として、実習での学生観や教育方法、看護職の現場体験について共有しています。平成17年度から開催しており、今年度で10回目となります。
 今回は、「臨地実習指導に活かすコーチング」をテーマに、 NPO法人日本看護キャリア開発センター代表の下山節子氏を講師にお招きし、コーチング研修を実施しました。始めに、下山氏から「学生には現場がどう映るのか」、「学習する人材をどう育てるのか」を題材に、指導者の役割について話がありました。「指導者として学生に『看護とは何か』を問い続けたり、学生の可能性を信じてこそ、学生の話を『聴く』、『伝える』、『質問する』という3つのコーチングスキルが活きてくる」という言葉に、参加者は感心した様子でメモを取っていました。
 また、講演と並行し、グループで実習指導の現状を意見交換する機会を設け、活発な意見が交わされました。後半のロールプレイングでは、参加者同士で具体的な事例を用いて実習場面のシナリオを作り、全グループが指導者役?学生役を演じ、実習指導上の悩みを共有しつつ、実習生の成長にコーチングがいかに重要かを体感することができました。参加者から、コーチングの考え方やスキルは「実践に活かせそうでとても良い」、「他のスタッフにすすめたい」、「異職種の方とのロールプレイができ、様々な価値観や捉え方があることに気付いた」等の感想が寄せられ、臨地での有用が期待されます。
 参加者一同が、未来の看護職を担う学生への関わり?指導体制づくりに活かしたいと実感した大変有意義な会となりました。