地球深部ダイナミクス研究センターの市川浩樹WPI研究員は、齊藤昭則准教授?小田木洋子研究支援推進員(ともに京都大学大学院理学研究科)、津川卓也プランニングマネージャー(情報通信研究機構)、西憲敬准教授(福岡大学理学部)と共同で「デジタル立体地球儀を用いた地球惑星科学の理解増進」の取組みを行うことにより、平成27年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術賞(理解増進部門)」を受賞しました。
科学技術分野の文部科学大臣表彰(科学技術賞)は、「我が国の科学技術分野において顕著な功績をあげた者を対象」とした表彰で、今回市川WPI研究員らが受賞した理解増進部門は、「青少年をはじめ広く国民の科学技術に関する関心及び理解の増進等に寄与し、又は地域において科学技術に関する知識の普及啓発等に寄与する活動を行った者を対象」としています。(カギカッコ内は下記文部科学省HPより引用)
今回の受賞は、デジタル立体地球儀(ダジック?アース)による地球惑星科学の啓発活動が高く評価されたものです。ダジック?アースに地球等の球面上のデータを球面スクリーンに投影するシステムで、小中高校や科学館等で広く使われています。市川浩樹WPI研究員は、地球深部ダイナミクス研究センター数値計算部門の亀山真典准教授や土屋卓久教授らと地球深部のダイナミクスに関する研究を進めており、受賞対象となった活動においては、特にダジック?アースに使われている画像処理ソフトウェアの作成に貢献しました。