平成26年2月18日(火)、医学部創立40周年記念講堂で、重信事業場安全衛生委員会主催(安全衛生全学委員会共催)の「安全衛生セミナー」を開催しました。
厚生労働省は、第12次労働災害防止計画(計画期間:平成25?29年度の5か年)の重点施策として、メンタルヘルス対策、過重労働対策、化学物質による健康障害防止対策、腰痛?熱中症予防対策、受動喫煙防止対策を掲げています。これを受け、メンタルヘルス対策の一つとして、本セミナーを開催しました。
はじめに、重信事業場安全衛生委員会委員長である安川正貴医学系研究科長から、安全衛生セミナー受講の意義などを含めた挨拶がありました。続いて、同研究科精神神経科学講座の上野修一教授から「職場でのメンタルヘルス?心理検査を利用した自己評価および認知療法的学習?」と題して講演があり、メンタルヘルスのケアには、それぞれがマイ?ストレスサインを見つけること、もしストレスを感じていると思った時は、自分に合った良い対処法を準備しておくことが大切であること、そして、?ストレスの認知、ストレスコーピング(対処法)、心の病気に対する正しい知識及び相談窓口の知識を得ること」が精神保健教育の目標であること等が述べられました。また、参加者は、自記式心理検査による自己評価及び認知療法的学習を、実技や課題演習を交えながら学びました。
今回のセミナーは、日本医師会認定産業医制度に基づく基礎実地?生涯実地研修も兼ねており、学内のみならず、愛媛県下の医療機関からも10人の先生方にご参加いただき、講演終了後も、職場で直面するメンタルな問題についての質問が上野教授に寄せられるなど、大変有意義なセミナーとなりました。
今後もこうした催しを継続して企画し、安全衛生対策を積極的に進めていきます。<医学部>