お知らせ

教育学部の学生グループ「伝統と化学のおもしろさ開発チーム」が私立久枝幼稚園で父の日のプレゼント製作として藍の絞り染めを行いました【5月15日(金)】

 平成27年5月15日(金)、教育学部の学生グループ「伝統と化学のおもしろさ開発チーム」が、私立久枝幼稚園で父の日のプレゼント製作として藍の絞り染めを行いました。「伝統と化学のおもしろさ開発チーム」は、伝統文化と化学技術の関わりを学びながら、伝統と現代(化学技術)、地域と世界について考える活動を行っています。昨年度は、一般社団法人日本化学連合の「化学コミュニケーション賞2014」を受賞しました。
 本実践では、教育学研究科2年の和田敬行さんをリーダーとして、神森貴文さん、風呂圭祐さん、橋本愛さん、教育学部4年の東茉緒さん(理科教育)、吉金みのりさん(理科教育)、土井あずささん(国際理科教育)、宮下絢さん(教育学)、3年の新田紗瑛さん(理科教育)、濱口絵美花さん(理科教育)が協働して実施しました。

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絞り染めのやり方について説明中

 久枝幼稚園は、愛媛県の伝統の織物「伊予絣」を伝える伊予かすり会館の近傍にあるため、藍染めに親しんでおり、昨年度から本チームと協働し、藍染めを利用した父の日のプレゼント製作を行っています。昨年度の実施は保護者から好評を得ており、今年度も実施の運びとなりました。
 藍の絞り染めは、木綿ハンカチを輪ゴムや割り箸、ビー玉などを使って縛り、これを藍染めすることによって模様を創り出すという伝統的な手法です。実施日までに園の教諭が園児たちと一緒に木綿ハンカチを絞り、当日は学生と教諭が協働で藍染めを行いました。子どもたちは、藍染めの色の変化を興味深く観察し、作業を楽しんだようです。

 今回のように、幼稚園等からの依頼を多く受けるようになり、本事業が地域に根付いた活動になっていると実感しています。学生は、地域の方と協働しながら、その一員としての自覚と誇りを持って実践を行っています。そして、本学と地域との交流が広がるとともに、愛媛の伝統産業継承の基盤が育ちつつあります。