平成27年7月10日(金)、本部棟第1会議室で、第12回救命救急講習会を開催しました。
この救命救急講習会は、突然の事故等に遭遇しても慌てることなく、応急手当ができる教職員の育成を目指し、平成18年度から開催しており、今回で12回目となりました。
松山東消防署消防士の山崎誠二氏、中村章宏氏を講師に迎え、教職員15人の参加がありました。始めに、藤村裕安全環境課長から「いざという時に慌てずに対応できるよう、今日は応急手当の基本的なことを学んで帰ってください。」と挨拶があった後、山崎氏から、「今日は、ここで学んで良かったと思えるような講習にしたいと思っています。松山市の救急車が現場に到着するまでの平均所要時間は約8分です。この8分の間に我々が救命救急の対応をすることにより、命を救える可能性が高くなります。大切なことは、1.命を救うこと。2.今以上に症状を悪化させないこと。3.痛みを和らげてあげること。この3点です。」と、応急手当の重要性と講習の目的について説明がありました。
そして、参加者は4班に分かれ、胸骨圧迫と人工呼吸の方法について学び、心肺蘇生法(反応の確認、呼吸の確認、胸骨圧迫、人工呼吸)の流れを確認しながら練習しました。続いて、AEDの使用方法を学んだ後、 実際に倒れている人を助けるという想定でシミュレーションを行いました。まず、倒れている人の意識を確認した後、呼びかけへの反応の有無を確認しました。次に、協力者を求め、119番通報とAEDの依頼、その後、心肺蘇生法を周囲の者と交替しながら実施し、AEDの到着後音声ガイドに従い電気ショックを実施するところまでを各班の全員が交替しながら行いました。
最後に、楠元克徳総合健康センター長から、講師に向けてお礼の挨拶があり、感謝の気持ちを込めた拍手で閉会しました。 安全環境課では、今後も継続的にこのような救命救急に関する講習会を開催し、教職員及び学生の受講率を向上させ、一人ひとりの応急処置に対する意識強化を図っていきます。