平成27年7月30日(木)、医学部附属病院地域医療支援センターが、第12回地域病院見学バスを実施しました。
地域医療支援センターでは、医学生を引率して地域病院を訪問し、見学や意見交換を行うことで、将来地域医療を担う医師を目指す医学生に早い段階から地域医療の実情に触れ、実感する機会を設けています。
今回の見学バスでは、国民健康保険久万高原町立病院を訪問し、医学科2?4回生の5人が参加しました。参加者は、久万高原町立病院の金岡光雄院長から病院の沿革について説明を受けた後、中央処置室、検査室、放射線室等の院内見学及び併設の老人保健施設「あけぼの」を見学しました。
その後、医師の訪問診療に同行し、町内の介護支援施設等で診療の様子を見学しました。不二峰診療所では、玉木芳郎所長から地区内の医療状況の説明を受けました。そして、久万高原町立病院に戻り、久万高原町の高橋房俊副町長から町の現状について説明を受けた後、地域医療に関するワークショップを行い、討議結果を発表するとともに各自意見を述べました。見学終了後には、久万高原町内で、参加者と訪問先の医師?職員で和やかに夕食会を開きました。
今回の見学で参加者からは、「訪問診療の実態が見られて良かった。」「往診に同行して地域医療の良さが分かった。」「ワークショップが非常に勉強になった。地域医療の問題点等を頭の中で整理し、今後地域医療を勉強する上で役立てたい。」などの意見があり、非常に好評でした。
本センターでは、今後も県内各地の病院見学を実施し、地域の医療機関と連携しながら次世代の地域医療を担う医学生の育成を進めてまいりたいと思います。