平成26年1月16日(木)に、インドネシア中央政府工業省の中小企業総局官房長ブシャルマイディ氏率いる17人が、本学を訪問しました。
今回の訪問は、JICA(独立行政法人国際協力機構)の主催するプロジェクトによるもので、農産加工?繊維?金属加工業と地場産業がバランス良く存在する愛媛県の成功事例を学び、インドネシアの中小企業?地場産業振興に活かすことを目的としています。本学への訪問は、本学に在学するインドネシア留学生と懇談するためのものです。
一行は、懇談に先立ち、柳澤康信学長を表敬訪問しました。柳澤学長から、インドネシアのガジャマダ大学、ボゴール農業大学、ハサヌディン大学及び本学、香川大学、高知大学の6大学が参加して、2011年にSUIJIコンソーシアムを設立し、学生相互の交流を行い、フィールドの課題に取り組んでいる様子が紹介されました。また、愛媛?インドネシア友好協会を2008年に設置し、産官学が連携し、学術、経済、文化の交流活動を活発に行い、2013年には愛媛から南スラウェシ州へ消防自動車や救急車を贈り、救急医療システムの確立に寄与したこと等、インドネシアとの連携は大学間のみだけでなく、地域にも広がっていることが述べられました。
ブシャルマイディ氏からは、インドネシアとの連携と友好関係に謝辞が述べられるとともに、インドネシアから日本への留学も増えており、工業省で勤務している帰国留学生も多いという現状が話されました。また、SUIJIのインドネシア3大学と工業省との関係を強化し、中小企業支援など産学連携を呼びかけていきたい旨が述べられました。
その後、一行は約30人のインドネシア留学生や教職員と和やかに懇談を行いました。<国際連携支援部>