お知らせ

医学部附属病院保育施設「あいあいキッズ(保育所)」で『AED講習会』を開催しました【1月8日(水)】

平成26年1月8日(水)、附属病院保育施設「あいあいキッズ(保育所)」で,『AED講習会』を開催しました。

 医学部附属病院内の保育施設「あいあいキッズ」には、AED装置を設置して、緊急事態に備えています。このたび、保育所に勤務する保育士を対象に、小児用AEDの適切な使い方の習得を目的として、附属病院小児総合医療センターの檜垣高史特任教授によるAED講習会を開催しました。
 まず、檜垣特任教授から、子供の突然死の原因は心室細動によるものが多く、AED(除細動)によって救える命があること、一般市民がAEDを使用することが救命率の向上に大きく貢献していること等の説明がありました。また、乳幼児では、呼吸の問題から酸素不足になり心肺停止する可能性が高いことから、以下のような事柄が重要であるとの説明がありました。
(1)呼吸の確保が大事であること
(2)異変を感じたら迷わず胸骨圧迫をしてほしいこと
(3)医療者でなくとも1歳以上の幼児にはAEDを使用してよいこと
(4)使用方法は基本的には成人と同様であるが、保育所に設置しているAEDには小児モード?成人モードがあるので、小児モードに切りかえて使用すること
(5)保育所での緊急事態やこどもの突然死はいつ起こるかわからないので、いざというときのために、普段から話し合いをして、役割分担などのシミュレーションを繰り返しておくこと

 その後、人形を使って胸骨圧迫とAED使用の訓練を交代で行いました。
 約1時間半と限られた時間でしたが、毎日乳幼児と接している保育士は、全員真摯に取り組み、大変有意義な講習会となりました。今後もこのような訓練を積み重ね、子どもが安心して生活できる安全な保育所になるよう努めていきたいと思います。<医学部>