平成19年5月31日(木)に法文学部人文学科でFD研修を実施しました。FD研修とは、教員の教育能力の向上を目的とした組織的な取り組みであり、文部科学省の平成18年度「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」に、本学の「FD/SD/TAD三位一体型能力開発」が採択されています。
今回のFD研修は、新入生セミナーを担当する法文学部人文学科の教員とティーチング?アシスタント(TA)の大学院生を対象に、教育について識見を高め、また話し合う場として設けました。新入生セミナーは、学部1回生が大学における勉学の基礎を習得する必修の授業科目であり、人文学科では少人数の各クラスに分かれて開講しています。
この研修では、教育?学生支援機構の佐藤浩章准教授が講師を務め、人文学科の新入生セミナーで行う「読解の基礎」「レポート?論文の基礎」「口頭発表の基礎」の各授業における教材や進め方について解説がなされました。
参加した教員からは、積極的に質問や意見が出され、また昨年度も新入生セミナーを担当した教員からは、問題点や注意点が指摘されました。最後に、佐藤准教授から「教員はパーフェクトである必要はない。悩んだり失敗することもある。そういう面も学生にとっていい刺激になる」との話がありました。
広報室