お知らせ

四国で初めて脳死肝移植手術を実施しました【8月20日(木)】

 平成27年8月20日(木)、都内の病院で脳死と判定された60代男性の肝臓を、本院の50代男性に移植する手術を四国で初めて実施しました。
 手術当日の午前4時頃、都内の病院で肝臓の摘出手術が行われ、空路と緊急車両を利用して本院に輸送されました。到着前からレシピエント手術チームによる手術は早朝からスタートしており、臓器到着後速やかに移植手術を実施、約10時間の手術は18時前に無事終了しました。術後のレシピエントの容体は安定しており、1?2か月ほどでの退院を目指しています。  術後の記者会見で、三浦裕正病院長は、「今回、四国初の脳死肝移植を行えたことは、四国の同じ肝臓病で苦しんでいる患者様、ご家族の方にとって朗報になったと思う」と話しました。また、本手術を執刀した肝臓?胆のう?膵臓?移植外科の髙田泰次診療科長は、「今後、拒絶反応や感染症などに注意しながら治療を進め、1日も早く元気になってもらいたい」と笑顔で話しました。第三内科の日浅陽一診療科長は、「内科的治療と外科的治療の連携により、本手術が実施でき、無事終わったことにホッとしている」と安堵の表情を浮かべていました。  本院は今後も地域へ「質の高い?安全?安心な医療」を提供し続け、地域社会に貢献していきます。