平成19年5月11日(金)、「スタンフォードアメリカ医療研修」を終えて帰国した医学部の学生(岡本真実さん(医学科4回生)、西原江里子さん(同)、徳本真矢さん(同)、武智浩子さん(同5回生 授業の都合で欠席))が、学長に終了の報告を行いました。
この研修は、日本の医学生に米国の医療及び医学について学ぶ場を提供することを目的として、スタンフォード大学内の Volunteers in Asia (VIA) という非営利団体が運営しているもので、企画?立案の中心となった東京医科大学と東京女子医科大学を中心に、毎年約25人が参加して1996年から実施されています。
本学は、1998年から毎年数人の学生が参加しており、今年は、3月23日(金)から4月6日(金)までの約2週間の研修に参加しました。
研修期間中は、ほぼ毎日のように、医療機関等への訪問、講義の聴講、医療倫理問題に関する討論といった医療や医学に関する活動が盛り込まれており、通常の短期留学プログラムでは経験できない充実した内容でした。研修生は、慣れない英語に苦労しながらも、アメリカの医療についての貴重な知識を習得しました。
報告では、研修中のことのみならず、日米の医学部の入試制度や医師という仕事に対する認識の違いなどにも話が及び、学長と有意義な対談を行いました。学長からは、最後に、「地元でいい医師になってください。」と励ましの言葉がありました。
なお、研修終了後も、スタンフォード大学の学生や一緒に研修を受けた他の日本人医学生との情報交換を行っており、現在でも交流が続いています。
広報室