平成25年12月5日(木)、大学院理工学研究科の中江隆博助教が、公益社団法人有機合成化学協会の「2013年研究企画賞(コニカミノルタ研究企画賞)」を受賞しました。
この賞は、有機合成化学協会から、有機合成化学分野における萌芽的研究(研究企画)を提案した研究者に対して、賛同企業名を冠して授与されるものです。この事業は“優れた研究の芽”に対してなされるのが特徴で、本事業を通して有機合成化学分野における斬新な研究の推進を促し、かつ学会と業界との関係をより密にすることを期待するものです。
受賞対象となった研究企画は、中江助教が、同研究科の博士前期課程2年菊地貴志さん、宇野英満教授、奥島鉄雄准教授及び総合科学研究支援センターの森重樹講師との共同研究の成果から着想を得たものです。中江助教らの所属する有機化学研究室では、独自性の高い有機分子を設計し合成してつくりだすことにより、従来にない斬新な機能や特性を生み出す研究に取り組んでいます。
受賞対象の研究企画:「置換基導入によらない多環式芳香族化合物の可溶化手法-クリプト溶解性分子の創出」
<理学部>