平成25年12月24日(火)、同年11月に行われた愛媛県審査会において最優秀賞を受賞した附属中学校2年佐藤寛通さんの研究「擬死について」が、全国大会の中央審査において「入選1等」を受賞しました。
日本学生科学賞(主催:読売新聞社、共催:科学技術振興機構)は、戦後日本の復興期に科学教育の振興を願い、未来の優秀な科学者を生み出すため「国際地球観測年」の1957(昭和32)年に創設されました。理科教育に基づく中学?高校生の公募コンクールとしては、国内で最も伝統と権威のあるものです。
佐藤さんの研究は、昆虫などが外敵におそわれたときに取る擬死(死んだふり)が脳の働きによることを解明したもので、昨年11月に行われた愛媛県審査会において最優秀賞を受賞し、全国大会の中央審査に駒を進めていたものです。
12月24日(火)、秋篠宮ご夫妻をお迎えして東京の日本科学未来館で開催された表彰式に、佐藤さんと指導を担当した森山由香里教諭が出席し、「入選1等」を受賞しました。
年明けの1月7日(火)、附属中学校の齊藤照夫副校長、森山教諭と共に柳澤康信学長を訪問し、受賞の報告を行いました。佐藤さんが自身の研究のポイントなどについて説明すると、柳澤学長からは研究の動機や工夫した点などについて次々と質問があり、さながら科学者同士の討論という雰囲気を醸し出していました。佐藤さんは、今後もさらにレベルの高い研究に取り組んでいきたいと抱負を語りました。
<附属学校園>