平成21年1月6日(火)、本部第2会議室において、管理職員等を対象としたメンタルヘルス講習会「メンタルヘルスケアと傾聴」を開催しました。
この講習会は、厚生労働省のメンタルヘルス対策支援事業により、中央労働災害防止協会の支援を受けて行ったもので、管理監督者及び学生の指導や相談に当たる教職員など、約45人が参加しました。
柳澤康信理事の挨拶の後、メンタルヘルス支援専門家の廣瀬一郎講師から、職場のメンタルヘルス対策やストレスの基礎知識について講演がありました。その中で、近年は情報過多により常に選択を迫られるため、これでよいのか不安な状態の中で生きることによるストレス要因が増えていることも一因となってメンタルヘルス問題が増えていること、そして、心の病を予防するには「以前と何か違ってきた自分の変化」に自分も周りも早く気づくことが大事であることなどについてお話がありました。
さらにメンタルヘルス対策としての「傾聴」について技法や効果などの基礎知識を学んだ後、3人ずつのグループに分かれて「最近ちょっと気になること」をテーマにそれぞれ話し手、聞き手、観察者となり、傾聴の技法を実習しました。
参加者からは「話し手、聞き手の気持ちや役割を身をもって知る貴重な体験となった」「受講前は相手に対し配慮のない接し方をしていたことに気づいた」「メンタルヘルスの問題は事後では対応が難しくなるので、常に職場を見回し未然に防ぐことが大切だと思った」等の感想があり、今後、実際の場面で役立つ技法を学べた有意義な講習会となりました。
本学では、今後この研修をモデルとし本学の独自性を活かした研修プログラムを作成していく予定です。