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大学院農学研究科2年生の荻野円佳さんらが「第65回関西畜産学会大会」で優秀発表賞を受賞しました【9月3日(木)】
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受賞した荻野さん

 平成27年9月3日(木)?4日(金)、農学部で開催された第65回関西畜産学会大会で、大学院農学研究科2年生の荻野円佳さんらが優秀発表賞を受賞しました。
 荻野さんは、農学研究科生物生産システム学専門教育コースに在学し、現在、畜産学研究室でニワトリヒナの消化管機能とストレスの関係性の解明に取り組んでいます。今学会で受賞した研究テーマは、「リポポリサッカライドはニワトリヒナにおける飼料のそのう通過を抑制する」で、農学部の橘哲也准教授及び医学部のモハメド?シャキル?イスラム?カーン助教との共同研究です。
 養鶏の現場では、ニワトリは様々なストレッサーに曝されており、それらの中にはニワトリの成長や産卵、消化管機能や生命にまで悪影響を与えるものがあることが知られています。そこで、効率的な家禽生産を目標として、ヒナの消化管機能に与えるストレスの影響について調べてきました。現在は、ストレスの一つである感染ストレスに注目して研究を進めており、今後はその詳細なメカニズムについて解明していく予定です。
 今回の優秀発表賞は、グラム陰性菌の細胞壁成分であるリポポリサッカライドがヒナの消化管機能に影響を与えることを発見したこと、研究成果が明確であること、さらに研究成果をわかり易く説明したことが高く評価され、受賞に至りました。