お知らせ

平成27年度臓器提供シミュレーション(研修会)を実施しました【9月28日(月)】

 平成27年9月28日(月)、医学部基礎第一講義室で、臓器提供研修会?脳死下臓器提供シミュレーション?を実施しました。
 本学医学部附属病院は、脳死下での臓器提供施設に指定されており、臓器提供候補者が発生すればいつでも対応できるように体制を整えておく必要があります。今回、日本臓器移植ネットワークコーディネーター、愛媛県移植コーディネーター等も加え、本院からも約60人の関係者が参加し、臓器提供シミュレーションを行いました。
 同シミュレーションでは、愛媛県移植コーディネーターの篠原氏の進行のもと、5歳児が交通事故で脳死状態となり、家族から臓器提供の意向が示されたという設定でロールプレイングを行いました。小児脳死下での臓器提供には、警察、児童相談所、移植コーディネーター等外部機関との連携が必要であり、スムーズな臓器提供が行えるように、2回に渡る脳死判定や倫理委員会の開催、さらには、臓器摘出?搬送方法等一連の流れを展開していきました。終了後の質疑応答では、それぞれの立場から次々と質問があり、関係者はお互いの理解を深めました。
 引き続き、本院では外部機関とも連携し、シミュレーション等を展開しながら、発生した際には迅速に対応できる体制の強化を図っていきます。