平成１６年１２月２２日（水）に、新居浜市佐々木市長が来学され、学長室において柏谷社会連携理事と藤川広報担当副学長が同席するなか、同氏に支給される所定の税金等控除後の退職金を寄附したい旨の申し出が小松学長にありました。
佐々木市長からは「今年は、何十年かに一度の相次ぐ災害で新居浜地区も予想外の大きな被害を受けました。そのような中で、県内をはじめ全国の多くの方からご支援をいただいたことをとても感謝しています。この寄附は、新居浜だけに限らず、幅広い意味で大学の災害に関する研究活動に役立ててほしい。」と、篤志に至る経緯が述べられました。
小松学長からは「すでに本学で結成している自然災害学術調査団の活動に今後役立てていきたい。専門的なチームを作っているので、災害に関する基礎的な調査等に活かしていきたい。今回のお申し出を有り難くお受けしたい。」と、感謝の意が表明されました。
その後、関係者を交えて懇談が行われ、この篤志を、全国的に通用する災害に関する課題の解明につながる研究活動に活かしていきたいことへの意思確認を得、最後に、学長から同氏あてにお礼状が贈呈されました。 広報室