足球即时比分_365体育直播¥球探网3年11月13日(土)~14日(日)、オンラインで開催された「2021年日本化学会中国四国支部大会高知大会」にて、大学院理工学研究科環境機能科学専攻博士後期課程3年生の瀧本和誉さん(複合体化学研究室)がポスター賞を受賞しました。
瀧本さんの発表題目は、「セリンが配位したキラルイリジウム錯体の合成と発光特性」で、理工学研究科の佐藤久子教授のもと取り組んだ成果です。
これまで生体を構成するアミノ酸はL体のみであると考えられてきましたが、近年、生体内にもD体(例えば、脳内のD-セリンなど)が見出され、様々な生理機能や疾患との関連が注目されています。しかしながら、現在の分析法では煩雑なサンプル精製が必要であり、生体内での分析は困難です。そこで、本研究では生体中のアミノ酸のキラリティをリアルタイムに観察するためのキラル発光プローブとしてイリジウム錯体に注目しました。配位不飽和な5配位キラルイリジウム錯体を新たに合成し、D-およびL-セリンと反応させたところ、両者で発光挙動が異なることを見出しました。この研究成果及び発表での質疑応答が高く評価され、受賞に至りました。
参考Webサイト
<大学院理工学研究科>