講演される丁妍（DingYan）先生
平成21年2月14日（土）、教育学部において中国復旦大学高等教育研究所専任講師の丁妍（DingYan）先生による公開講演会「中国における高等教育の光と影」を開催しました。
丁先生は、日中の高等教育事情の比較などを専門としておられる新進気鋭の研究者です。
復旦大学は上海の名門校で、同校の高等教育研究所と本学教育学部との間には、1996年に学術交流協定を締結して以来活発な相互交流を行っています。
講演では、中国における高等教育事情、特に近年の急激な大衆化と、それに伴って生じつつある諸問題について、具体的なデータを示しながら、流暢な日本語でお話しいただきました。講演の内容を受けて、山本久雄教育学部教授からコメントと質問があり、現代日本の高等教育が抱える諸問題と通底する点が浮き彫りにされるなど、大きな成果を得ることができました。
今回の講演会を通じて、国際化時代における総合大学や教育学部の役割を考えるにあたっての重要な知見が共有されるとともに、両校の友好関係をいっそう緊密なものとすることができました。