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理工学研究科博士前期課程1年の飯塚晃史さんが優秀論文発表者賞を,門田慶史さんが優秀講演者賞を受賞

理工学研究科博士前期課程生産環境工学専攻1年生の飯塚晃史さんが、地盤工学会全国大会第43回地盤工学研究発表会で地盤工学研究発表会優秀論文発表者賞を、門田慶史さんが、土木学会平成20年度全国大会第63回年次学術講演会で優秀講演者賞を受賞しました。

平成20年7月9日(水)?12日(土)に広島国際会議場で開催された地盤工学会全国大会第43回地盤工学研究発表会において、森 伸一郎理工学研究科准教授が指導する理工学研究科博士前期課程生産環境工学専攻1年生の飯塚晃史さんが、地盤工学研究発表会優秀論文発表者賞を受賞しました。

口頭発表の論文は、「新潟県中越沖地震で舗装被害の見られた柏崎市中心部のせん断波速度構造」と題したものです。新潟県中越沖地震で、柏崎市では地震で多くの家屋が被害に遭いましたが、同時にライフラインとなる道路やガス?水道などにも多大な被害が及びました。これらの被害は地盤の地震時の挙動に支配されると考えられます。この研究では、市の中心部の道路舗装に生じた大小の亀裂などをくまなく調べ上げ、その分布の特徴から、砂丘の斜面部の地盤全体が下方に移動したことを実証的に解明することにより、その後の現象の解明の方向性と研究課題を明らかにしたものとして評価され、また、それを明確に示し、わかりやすく発表したことが評価されたものです。

平成20年9月10日(水)?12日(金)に東北大学川内北キャンパスにおいて開催された土木学会平成20年度全国大会第63回年次学術講演会で、森 伸一郎理工学研究科准教授が指導する理工学研究科博士前期課程生産環境工学専攻1年生の門田慶史さんが、優秀講演者賞を受賞しました。

口頭発表の論文は、「2007年能登半島地震による門前町道下地区における集中家屋被害の原因」と題したものです。輪島市門前町道下地区に集中的に生じた木造家屋の被害について、地区内の高密度な地盤の微動測定と地区を縦断する表面波探査により地盤の構造を推定し、推定モデルを使って本震時の地盤の地震応答を解析してその原因を究明し、いち早く、論理的に研究を行い、その結果を理路整然としかもわかりやすく発表したことが評価されたものです。