平成27年11月16日(月)、附属中学校3年生を対象に、「健康な生活と病気の予防 ?がんについて考えよう?」と題して、がん教育集会を行いました。
「がん(悪性新生物)」は、日本人が死亡する原因の1位となっています。日本人の2人のうち1人が「がん」になる現代においても、がんに対する正しい知識を得る機会はそう多くはありません。国は、若年層からがんに対する知識をもつことを推奨しており、2014年度から「がんの教育総合支援事業」を開始しました。これを受け、医学部附属病院では、がん診療連携拠点病院事業の一環としてがん教育に取り組み、がんに対する正しい知識の普及に努めています。 今回のがん教育集会では、大学院医学系研究科看護学専攻の寺尾奈歩子助教が講師を務めました。冒頭、生徒にがんに対するイメージを質問したところ、「死」「治らない」「痛い」等の発言がありました。これらの意見を踏まえ、寺尾助教は、がんになる原因や予防方法、がんは誰でも発症する可能性があること、早期発見なら完治する可能性が高いこと等を、スライドを使用して解説しました。講話後に設けられた質問コーナーでは、生徒から多くの質問が寄せられ、がんに対する関心の高さが伺えました。
医学部では、今後もがん教育を実施し、がんに対する正しい知識の普及に努めていきます。