平成25年11月12日に連携協定書を締結した本学と西条市は、平成27年11月26日(木)に、連携協定書に基づき西条市の地域創生まちづくり実現に向けた覚書を締結し、公開シンポジウムを開催しました。
この覚書は、人口減少など地方都市が直面する諸課題を解決するために、それぞれが担うべき役割を理解、共有し、本学の研究?技術開発力、人材育成力を活用して、西条市の地域創生まちづくりを実現するための様々な取組みを連携協力して推進するという内容になっています。さらに、西条市は地域創生を実現するための具体的な施策手法を構築すること、また、本学は地域中核機能としての役割を発揮するための具体的な取組手法を構築することを目的としています。調印式では、青野勝市長と大橋裕一学長が覚書に署名し、固い握手を交わしました。
調印式後の公開シンポジウムには、高校生14人を含む140人の参加がありました。始めに、「四国遍路の世界遺産化と普遍的価値の検証」と題して、本学四国遍路?世界の巡礼研究センター副センター長の胡光教授による記念講演が行われました。続いて、仁科弘重理事?副学長と青野市長による事業報告と方向性の説明がありました。最後に、「大学と共存する地域社会の実現に向けて」と題し、仁科理事?副学長、青野市長、有限会社ミートハウスフジタの清水美穂キャリアコンサルタント、社会連携副機構長の野村信福教授、農学部の羽藤賢治教授、社会共創学部設置準備室の山口由等教授による総合討論が行われました。参加者は熱心に耳を傾け、会場は熱気に包まれていました。