社会共創学部ガイド2025
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名2511海洋?農学?工学系の学問領域をベースとし、愛媛県の特色でもある水産業?紙産業?ものづくり産業との地域密着型教育を通じて、技術?技能、さらに経営とマネジメントの能力を修得し、多様な視点から産業分野の持続可能な取り組みに貢献できるイノベーション創出人材を育成します。などに関する研究◎有害赤潮や魚病の早期検出および対策に関する研究POINT産業イノベーション学科では、農学系?工学系の学問領域を踏まえた専門科目の学習に加え、地域産業の特徴を調べ、その結果を企業などのステークホルダーの前で発表しディスカッションする「産業技術調査」などの地域密着型体験学習、地域産業の技術課題の解決を試みる「プロジェクト演習」などの課題解決型学習を通じて、産業界の諸課題を解決できる人材を育成します。3年次から、海洋生産科学コースは南予水産研究センター(愛南町)に、紙産業コースは紙産業イノベーションセンター(四国中央市)にそれぞれ移動し(ものづくりコースは松山市)、地域ごとに特色のあるフィールドで実践的な研究を行います。近年、紙産業界は経済のグローバル化や急速な高齢化の影響で、技術者不足が深刻な状況にあります。複雑多様化する紙産業の将来に対応するためには、紙産業界のさらなる発展に向けた研究開発機能の強化と、それを支える人材育成が求められています。本コースでは、製紙技術論等の「技術」に関する科目と、マネジメントやマーケティング等の「技術経営」に関する専門的科目を学びます。急速に進む高齢化やグローバル化に対して、従来の専門技術や生産手法だけでは解決できない課題が山積しています。産業イノベーション学科では、愛媛県の地域産業に関連した海洋生産科学コース、紙産業コース、ものづくりコースの3コースが設置されています。経営や経済などの幅広い知識に加え、コースごとの専門性の高い内容を学ぶことができます。さらに、様々なステークホルダーと協働する実践的な授業も用意されています。これらをバランス良く身につけ、理系文系といった枠組みを飛び越えて、複雑に絡み合った産業の課題を解決する“イノベーション”を起こせる人材を育てるべく、教員一同頑張っています。ぜひ一緒に“イノベーション”を起こしましょう![ものづくりコース]◎地域産業における製造?生産支援技術の開発◎センシング技術による農水産物の品質評価ものづくり産業では、デジタルグローバル化による生産性向上に加え、急速な国内の高齢化に伴う技術者不足が課題となっています。このため、マーケティング、製品設計?生産、環境、そして経営までを精通し、そのプロセスや結果を説明できるエンジニアが求められています。本コースでは、機械工学を中心とした専門科目と、それに対応した実験?実習?演習を学びます。MESSAGE FROM THE DEPARTMENT CHAIR幅広い専門性を活かし、地域産業に“イノベーション”を起こす学科長/山本 智規(専門:制御工学、ロボット工学)海洋生産科学コース入学定員[紙産業コース]◎セルロースナノファイバーの有効利用研究◎医療検査用ペーパーデバイスの開発紙産業コースものづくりコース学科のことをもっと詳しく!Industrial Innovation世界的な人口急増の中で、水産業?養殖業の果たす役割がより大きくなっていく一方で、愛媛県を含む日本の水産業衰退は大きな課題となっています。このために、水産振興や漁村活性化に向けた研究開発と人材育成が求められています。本コースでは、水産に関わる「生命科学?環境科学?社会科学」の専門領域を踏まえ、それらを超えた、幅広く高度な海洋生産科学の理論と実践を学びます。主な研究テーマ[海洋生産科学コース]◎水産養殖技術開発および養殖魚の流通販売特色のあるフィールドでの実践的な学び「現場密着型教育」で実践力を養うSTUDIES産業イノベーション学科地域と共に考え行動し、未来の産業を切り拓く

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