こんにちは。今回は、私がこの4年間で実感した産業イノベーション学科の魅力を、少しでもお伝えできればと思います。私は幼い頃から「ものづくり」が大好きで、その力で誰かの役に立ちたいという思いから、この学科に進学しました。この学科の最大の魅力は、自分の「やりたいこと」に本気で取り組める環境が整っていることです。

2年生の後期から始まる「プロジェクト演習」では、自分自身でテーマを設定し、研究や開発を主体的に進めることができます。私は「ゲームが好き」「デバイスに興味がある」といった自分の特性を活かし、障害のある方のためのゲームコントローラーの開発に取り組みました。

最初は、設計が独りよがりになっていたり、使い手の視点が欠けていたり、また、加工も思うようにいかなかったりと多くの失敗を重ねました。しかし、先生方からの丁寧なアドバイスや仲間との意見交換を通じて、何度も設計を見直し、改良を加えた結果、実際に使用してもらえるコントローラーができました。完成品でゲームを楽しむ笑顔と「ありがとう」の言葉は、今でも忘れられません。さらに、TV番組で取材を受け放送されたことで、社会からも注目されていると実感し、良い経験になりました。

産業イノベーション学科は、少人数制で先生との距離が近く、個々の挑戦をしっかりサポートしてくれる学科です。自分自身の興味や特技を活かして、実際に「社会の役に立つものをカタチにしたい！」そんな想いを持つ人にとって、理想的な学びの場だと感じています。 「ものづくりが好き」「人の役に立ちたい」「自分の“好き”を深めていきたい」そんな皆さんと、お会いできる日を楽しみにしています。