プレスリリース

東日本における原始的なガの多様性が明らかに

 足球即时比分_365体育直播¥球探网の今田弓女特定教員(大学院理工学研究科?助教)と京都大学人間?環境学研究科の加藤真教授は、東日本各地で綿密な野外調査を行い、コバネガ類の新種を発見しました。コバネガ類は現生のガのなかで最も原始的で、恐竜の繁栄した時代に出現したと考えられている昆虫の系統です。本研究により、東北地方におけるコバネガの驚くべき多様性が明らかになりました。さらに、赤石山脈の亜高山帯に固有の新属を発見し、「タカネコバネ」と命名しました。コバネガ類は特定のコケを食べ、渓流や岩清水などに生息し、分布は非常に限定的です。本研究は、日本列島の森林が湿潤な環境を好む生物の多様性を育んできたことを象徴するものです。
 本研究の成果は、平成30年3月15日に動物研究の国際誌「Zoosystematics and Evolution」へ掲載されました。

掲載誌

Zoosystematics and Evolution

論文タイトル

Descriptions of new species of Issikiomartyria (Lepidoptera, Micropterigidae) and a new genus Melinopteryx gen. n. with two new species from Japan

著者

Yume Imada, Makoto Kato

プレスリリース資料はこちら(PDFファイル 1,215KB)

お問い合わせ先

足球即时比分_365体育直播¥球探网大学院理工学研究科 特定教員 今田弓女

Mail  imayume.ac@gmail.com