平成31年3月7日(木)、医学部基礎第3講義室で、重信事業場安全衛生委員会主催「安全衛生講演会」を開催し、学内?学外から約100人が参加しました。
この講演会は、医学部?附属病院を擁する重信地区でメンタルヘルス対策の一環として、日本医師会産業医制度及び産業看護専門家制度に基づく研修も兼ねて毎年開催しています。
今回も昨年同様、臨床心理士、教育学博士である関西電力医学研究所医学教育研究部の東山弘子部長を講師にお招きし、「積極的傾聴と共感~傾聴の実際~」と題してご講演いただきました。
東山講師から、傾聴とは単に話を聴くのではなく、相談のプロセスの中で目的が変化していくものであると説明がありました。
また、3人のグループに分かれてのロールプレイ演習では、カウンセラー、クライエント、オブザーバーの役割を交替で演じ、参加者全員が傾聴を体感しました。東山講師からグループごとに具体的なコメントをいただき、より理解を深めることができました。
参加者からは「カウンセラーの立場になった場合、自分は説教をしてしまうことに気づいた。」、「オブザーバーはただの傍観者と思って聴いていると、役割として一番難しかった。」といった感想がありました。
今回の講演会では、学内のみならず、広島県、愛媛県下の医療機関、企業からも約10人の産業医?産業看護師等の参加があり、大変有意義な講演会となりました。
重信事業場では、今後も継続的にこのようなメンタルヘルス対策に関する講演会を開催すること等を通し、安全衛生活動を積極的に進めていきます。
<医学部>