ICTビジネス研究会、テレコムサービス協会四国支部主催、総務省四国総合通信局等後援の「Challenge IoT Award 2018 「ビジネスモデル発見&発表会」四国大会で、社会共創学部産業イノベーション学科ものづくりコース3年生の寺田淑乃さんが、「AIを利用した赤潮プランクトン判定システム」についてプレゼンテーションを行い、収益性があり事業化できるモデルとして、キャンパス部門最優秀の四国総合通信局長賞とICTビジネス研究会キャンパス賞をダブル受賞し、全国大会出場権を獲得しました。
内容は、正課授業「プロジェクト演習」において取り組んだ地域課題解決テーマであり、愛媛県南予地方の宇和海を中心とする養殖業の支援策として、AIに有害プランクトンの種類を学習させることで、経験者や専門家に依らない赤潮プランクトンの判定をAIで行い、判定時間の短縮と高い判定精度が得られることを提案しています。
その発展性として、他機関との連携を考え、海洋や気象等のビックデータと共有することで、赤潮発生予測が行え、安定的な養殖業を実現することができると評価されました。さらに日本産ブランド魚の輸出を促進し、漁業者の生産基盤拡充と生活向上、働き方の改善、そして若年者の新規参入といった社会構造改革、さらには農業や林業,畜産業などへ波及?展開するプラットホームまで考えたプランであることが大きく評価されたものです。本大会の全国大会は3月中旬に開催予定で、関連分野の関係者から入賞を期待されています。
なお、寺田さんの研究は、1月12日(土)に開催された、愛媛県などが主催する「EGF(Ehime Glocal Frontier)キャンパスアワード2018-2019」においても優秀賞を獲得しています。
<社会共創学部>