平成30年11月8日(木)、教育学部卒業生のあいテレビアナウンサー河野未来さんを講師にお迎えし、「魅力的な話し方講座~私がテレビ局の現場で学んだこと~」を開催しました。講義は教育学部大講義室で行われ、教育学部生約170人が聴講しました。
河野さんは、本学教育学部(芸術文化課程音楽文化コース)を卒業後、あいテレビに入社され、現在は「よるマチ!」「でんのすけのまるっとキッチンカーの旅」「金曜ほのボーノ」などの番組を担当されています。
講演の中では、学生時代のことや、アナウンサーになろうと思ったきっかけ、就職後のアナウンサー?編成報道の仕事内容などをご自身の出演番組をもとに、学生たちにわかりやすくお話しいただきました。
また、ご自身の一日のスケジュール、取材交渉、制作現場などテレビ局の裏側などをふまえて、放送後の取材相手の生活や姿を思うことがコミュニケーションの基本であること、インタビュー(→対談?面接?会見)は、相手に興味をもつことが第一歩であることを教えていただきました。
講座では、お話だけでなく、聴講している学生たちにインタビューをしたり、学生に愛大オリジナル食品の「食レポ」をさせたりと、双方向の楽しい時間を提供してくださいました。
最後に、「自分の意思でなく、仕方なくやったことも、経験は自分にとって大きな力になります。それが成功しても失敗しても一つの経験。その全てを私は『経験貯金』と言っています。自分の可能性を広げるため、チャレンジすることを忘れないで」と後輩たちに呼びかけられました。
聴講した学生からは、「河野さんの人を引き込む話し方、リアクションの仕方などを身につけていきたいです。」「今もなんとなく続けていることが数多くありますが、続けることが大切なのだと再認識しました。経験貯金ですね。」「テレビ番組の3~4分のシーンに3~4時間もかかっていることに驚いた。地道なところこそが大切なのだとわかった。」「相手の立場に立って、どのように言えばわかりやすいか、どんなことが聞きたいかを意識して話すようにしたいです。」などの感想がありました。
この講座は、同窓生を中心にして多方面から学生に対する支援をお願いする『教育学部サポーター制度』の取組の一環として平成21年度からスタートし、今回で18回目になります。ご講演に先立って、河野さんには、「教育学部サポーター」の辞令が学部長より手渡されました。教育学部では、この教育学部サポーター制度にもとづく魅力的な話し方講座などを通して、学生の学びを支え、地域の人材育成の核となる質の高い教員養成に取り組んでいきます。
<教育学部>