11月13日(火)、農学部大会議室においてルリオ大学フランシスコ?ノア学長による特別講演会を開催しました。特別講演会では、初めに山内聡農学研究科長が開会挨拶を行った後、モザンビーク交流推進班の小林修副班長がこれまでの10年間の交流の軌跡を紹介しました。
続いて、ノア学長が「村落及びコミュニティ開発の重要性」との題で講演を行い、大学は地域の発展に大きな責任を負っていることを強調しました。続いて、モザンビーク交流推進班の栗田英幸准教授が両農学部間の3つの連携事業を説明し、また、農学部3回生の乾慈深さんが本学農学部の日本人学生やモザンビーク人留学生と共に実施しているペットボトルを利用した植物栽培の取組について紹介しました。続く質疑応答では、モザンビーク北部における開発と女子教育の問題等について、活発な意見交換が行われました。この講演会には本学学生、附属高等学校生、教職員ら約70人が参加したほか、その模様は、連合農学研究科の香川大学及び高知大学キャンパス、社会連携推進機構紙産業イノベーションセンターにも同時配信し多くの学生が聴講しました。
翌14日(水)には、本学本部棟において、本学とルリオ大学との二者協定、並びにルリオ大学、モザンビーク共和国科学技術?高等教育?職業教育省及びJICA(国際協力機構)との四者協定の更新締結式を行いました。締結式では、大橋裕一学長、ノア学長、JICA四国センター小林広幸所長が協定書に署名し、固い握手を交わしました。本学は、これまでJICAの「アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ(ABEイニシアティブ)」プログラム等を通して、ルリオ大学の若手教員らを大学院生として受け入れており、今回の協定更新により、ルリオ大学、モザンビークとの交流が今後ますます深化していくことが期待されます。
<国際連携課>