プレスリリース

全国の河川における深刻なマイクロプラスチック汚染の実態を解明

 東京理科大学理工学部土木工学科?片岡智哉助教、二瓶泰雄教授及び足球即时比分_365体育直播¥球探网工学部環境建設工学科?日向博文教授の研究グループは、マイクロプラスチック(Microplastics,MP)という微細なプラスチックの汚染状況に関して日本全国の29河川36地点において調査する、という世界でも稀な大規模調査を実施しました。その結果、29河川中26河川(全体の9割)にてMPが発見されました。また、河川流域の人間活動の影響が大きいほど、河川のMP汚染が進行していることを世界で初めて明らかにしました。これにより、海洋のMP汚染問題の解決には、発生源である陸域におけるMP及びプラスチックごみ削減対策の実施がより一層重要であることが示されました。
 本研究成果はElsevierの国際学術雑誌「Environmental Pollution」に10月29日付けで掲載されました( https://doi.org/10.1016/j.envpol.2018.10.111)。本研究は、日本学術振興会科研費?若手研究A(17H04937)の助成、並びに公益財団法人河川財団の河川基金助成事業によって実施されました。

掲載誌

Environmental Pollution

論文名

Assessment of the sources and inflow processes of microplastics in the river
environments of Japan

著者名

Tomoya Kataoka, Yasuo Nihei, Kouki Kudou, Hirofumi Hinata

プレスリリース資料はこちら(PDFファイル 633KB)

お問い合わせ先

大学院理工学研究科 教授 日向博文

Tel 089-927-9835
Mail  hinata.hirofumi.dv@ehime-u.ac.jp