平成30年8月20日(月)、医学部管理棟3階の大会議室を会場に、安全衛生関係者(安全衛生管理者、安全衛生管理委任者等)が、重信キャンパスの安全衛生職場巡視?交互巡視を実施しました。
この巡視は、労働安全衛生法及びその関連法規の規制による職場の管理状況を、他のキャンパス(労働安全衛生法上の事業場)所属の安全衛生関係者が巡視することで、安全衛生関係者自身の巡視技術の向上と、当事者では見落としがちな不適切箇所の認識及びその対処方法?改善策を検討することを目的として、平成18年度から毎年実施しているものです。今年度は、城北キャンパスから21人、持田キャンパスから1人、樽味キャンパスから3人及び重信キャンパスから15人の合計40人が参加しました。
最初に、全学総括安全衛生管理者の宇野英満理事より、「場所が変わり、扱っている物が変わり、人が変わるとやり方は様々になるが、それでも安全を追求することは、とても普遍的なこと。本学がより安全で健康的な職場となるように、いい事例からは学び、改善が必要な事例については、気付いてもらう機会にして頂きたい」と挨拶がありました。
続いて、安全環境課から、巡視スケジュールや注意事項の説明があった後、参加者は4班に分かれ、備蓄倉庫、解剖学?発生学、薬剤部、病理部の合計11作業場を巡視しました。各作業場では、取り扱っている機械?設備の設置状況、作業環境、化学物質の保管状況等を確認しながら、それぞれ気が付いた好事例?改善事項等を記録したり、疑問について質問したりして巡視を行い、会場に戻りました。
全員が集合したところで、安全環境課の進行により、各作業場の巡視結果について、意見交換会を行いました。各参加者から好事例、改善事項等を出し合い、各作業場の担当者からコメントがあった後、重信事業場総括安全衛生管理者の満田憲昭研究科長より「5年前の巡視に比べて、多数の方にご参加頂きありがとうございます。慣れた職場内での巡視と違い、先入観の無い皆さんからの指摘を今後の安全衛生の改善に役立てたいと思います」と挨拶がありました。続いて宇野理事から、「全体として、とても綺麗で驚きました。重信事業場からも、城北事業場の巡視に来て頂き、指摘をお願いします」と講評がありました。
最後に、安全環境課の渡部博文課長から参加者への謝辞と次回実施の協力依頼があり、終了しました。
安全環境課では、今後も継続的にキャンパス(事業場)の枠を超えて交互巡視を実施し、安全衛生関係者一人ひとりの意識強化の支援と職場環境の改善を図っていきます。
<安全環境課>