大学院理工学研究科の平田章講師、堀弘幸教授、東京工業大学地球生命研究所の藤島皓介博士、大学院理工学研究科修了生の金田綾乃さん、工学部応用化学科卒業生の森数渉さんらの研究グループが、超好熱性メタン生成アーキア(古細菌) であるMethanopyrus kandleri (MKA)のRNAスプライシングエンドヌクレアーゼ(EndA)の構造機能解析を行った結果、EndAの基質特異性の違いが基質RNAの多様化に繋がることを発見しました。本研究成果は、平成30年1月13日に英国科学雑誌「Nucleic Acids Research」にオンライン掲載されました。この発見により、我々は、EndAと基質RNAの共進化を裏付ける証拠を得ることに成功し、アーキアEndAから真核生物EndAへの分子進化の過程についても考察することができました。
本研究により、「タンパク質」と「RNA」が共進化する仕組みの一端を解明したといえます。
なお、本研究は日本学術振興会科学研究費による支援を受けました。
掲載先URL
http://doi.org/10.1093/nar/gky003
<大学院理工学研究科>