平成29年9月24日(日)~28日(木)に名古屋大学で開催されたThe 14th International Symposium on Persistent Toxic Substances(第14回残留性有害物質に関する国際会議 2017)で、CMES化学汚染?毒性解析部門のHoa Thanh Nguyenさん(理工学研究科博士後期課程3年)が、学生がエントリーしたポスター発表の中から受賞4演題の1つに選ばれ、Best Student Awardを受賞しました。
Hoaさんの発表演題は、「Gender and life stage differences in effects of prenatal exposure to bisphenol A on the liver transcriptome of rat offspring」で、同部門の岩田久人教授の指導のもとで取り組んでいる博士論文研究の一部の成果を発表したものです。
シンポジウムでは、出生前にビスフェノールAの曝露を受けたラットへの影響を性別?成長段階別に解析した結果を発表しました。今回の受賞では、動物が出生前に内分泌かく乱化学物質であるビスフェノールAの暴露を受けると、出生後に脂肪酸や糖の代謝経路に影響が生じることを示した点が高く評価されました。
<大学院理工学研究科>