平成20年5月31日(土)、6月1日(日)の2日間、農学部附属演習林で樹木博士養成講座「『森林食』大学の森を食べる!?」を開催しました。
樹木博士養成講座は、小学生以上を対象として参加を募り、四国地方の多種多様な樹木が生育する本学の森である農学部附属演習林を散策しながら、五感を使った樹木観察、判別方法をはじめ、森林が果たす様々な役割について、春(5月)と秋(11月)の2回に分けて学習するものです。各回とも、一泊二日の学習の後試験を行い、成績により、樹木博士、修士、学士、博士の卵の各認定証を授与します。今回は、自然環境への負荷を最小限に留めながら、私たちが健康に暮らすための森の食文化「森林食」についても学びました。
初日は、本学講師陣による講義、森林散策と植物学習、森林食の実践を行いました。森林食の実践では、タラの芽、タケノコ、ウドなど8種類の森の幸を天ぷらにして食べました。
2日目は、午前中に森林散策をしながら植物学習を行い、樹木について様々なことを学び、午後の試験に備えました。散策中には、胃腸薬の原料にもなる「キハダ」の樹皮を少しかじってその苦さに悶絶したり、こぶし大のカエルに遭遇したりと、日常生活ではなかなか味わうことができない体験ができました。試験は米野々森林研究センターで、農学部学生らが森林散策をしながら少しずつ採取した枝葉を題材に行われ、本学講師陣によるまとめの講義を行った後、認定証を授与しました。
今回の講座を通して、生きた植物を目で見るだけではなく、手で触れたり、食用であることが確認できるものは口に含んでみたり、体で感じながら生きた知識を吸収できました。また、森林には想像以上に多彩な食用植物が生育していることも学ぶことができました。?
?
?
?
?
広報室
?