地球深部ダイナミクス研究センター(GRC)で研究をすすめている門林宏和さん(大学院理工学研究科博士課程3年)が、8月19日(土)~24日(木)の6日間に渡り北京で開催された国際高圧力学会(AIRAPT)とアジア高圧力会議(ACHPR)の合同大会において、学生ポスター発表賞を受賞しました。
? AIRAPTは、高圧力の科学と技術に関連する研究分野で50年あまり前に設立された国際学会で、ヨーロッパ、アメリカ、アジアの各国の持ち回りで2年に一度総会を開催しています。ACHPRは、同分野のアジアにおける国際会議で、同じく2年に一度各国で開催されています。それぞれ26回目を迎えるAIRAPT-26総会と8回目のACHPR-8総会は、本年は合同大会として北京で開催され、世界25か国から1000名あまりの参加者がありました。
会期中に多数の口頭発表とともに、若手研究者を中心とした約300件のポスター発表が行われ、AIRAPTとACHPRはそれぞれ3名、5名の優秀な発表を行った学生に対して、ポスター賞を授与しました。このうち、ACHPRポスター賞には2名の日本人が選出されGRCの門林さんが東京工業大学博士課程2年の尾形昂洋さんとともに受賞しました。
門林さんの発表タイトルは、「In-situ Raman and X-ray diffraction studies of the stability of methane hydrate under high pressure and high temperature」で、大藤弘明GRC教授の指導のもと高温高圧下におけるメタンハイドレートの構造と安定性に関する研究発表を行い、高い評価を受けました。授賞式は最終日の閉会式中に行われ、ACHPR国際アドバイザリーボードを代表して入舩GRCセンター長から賞状が手渡されました。なお、AIRAPT前会長でもある入舩センター長は、会議中に総会講演(Plenary Lecture)を行いました。
関連HP
AIRAPT-26 & ACHPR
地球深部ダイナミクス研究センター
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